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県立短期大学教職員のおススメ本

県短教職員が「これはぜひ読んで欲しい」と推挙する本です。研究に役立つ専門書から、余暇に 軽く読み流す趣味の本まで幅広いジャンルの本が紹介されます。毎月更新されるので、「何か面白い本はないかな?」という時はここをチェック!


著者 出版年
出版社
タイトル 推挙コメント 請求番号
田川健三
1997
勁草書房
書物としての新約聖書
「文学」の学は欧米では聖書学の縄張り・・・ということで, 聖書と書物に関する基 礎知識です。 00938076   193.5/Ta 18
橋口侯之介 2005
平凡社
和本入門 
千年生きる書物の世界
本が庶民にまで普及した江戸の本に関する基礎知識です。 10205799 022.35/H 37
J. D. サリンジャー著
野崎孝/村上春樹訳
1991
講談社
ライ麦畑でつかまえて 「学ぶ」ということに意味が見出せない主人公の少年と、大学 生でも多くの点で共感 性があると思います。 10009841   837.7/Ko 19/71
辺見庸 1994
共同通信社
もの食う人びと 実際に世界各国を回って目にしたことを書き記したルポルター ジュと言うジャンルの 作品です。  00442836   916/H 52
稲盛和夫 2004
財界研究所
君の思いは必ず実現する : 二十一世紀の子供たちへ君の思いは必ず実現する 「人生に迷ったときぜひこの本読んでください」と書かれてい るように,自分の希望 や将来について不安を感じたときに読むと勇気が出る,人生の羅針盤のような一冊です。 10258264   159.7/I 53
中谷宇吉郎 1958
岩波書店
科学の方法 相当昔の本ですが、科学的な考え方、科学の限界について、分 かりやすく書かれています。学科を問わず、在学 中に1度は読んで、損はないと思います。 10257837   404/N 44

小泉信三
1964
岩波書店

読書論
これも相当昔の 本ですが、ただ字面を負うだけ ではない本の読み方を知るきっかけになると思います。 10257420   019/Ko 38

後藤正治
2002
岩波書店

遠いリング
"普通の青年の 生き方と葛藤が描かれていま す。
自分だけが悩んでいるような気持ちになった時には、お勧めの本です。あと、筆者の取材姿勢も、人から話しを聞く時の参考になると思います。"
10148485   788.3/G 72
熊谷真菜
2007
朝日新聞社

「粉もん」庶民の食文化
普段何気なく食 べている、「粉もん」につい て、食文化の視点から書かれている書籍。卒業論文を作成する学生の参考にもなると思います。
10246274   383.8/Ku 33
マリアン・M・ ジェニングス著
野津智子 訳
山田真哉 日本語版監修
2006
アスコム
ウサギはなぜ嘘 を許せないのか? ビジネス小説だ が、企業の不祥事や法令順守に ついて考えさせられる書籍。近年の企業不祥事や粉飾会計などを身近に感じることができる。   10257314   335.1/J 37
バーバラ・ミン ト著
山_康司 訳
グロービス・マネジメント・インスティテュート 監修
1999
ダイヤモンド社
考える技術・書 く技術 : 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 論理的な思考を もとにした、文書作成の技術、 考える技術、問題解決の技術、表現の技術を学ぶことができる書籍。ワークブックも出版されている。
分量が多く、読みきるのが大変かもしれませんが、スキルアップをはかるには良書だと思います。
10256750   336.5/Mi 47
牧陽子
2008
明石書店
産める国フラン スの子育て事情
著者は放送局勤 務の後、フランス留学をへて現 在ジャーナリストで二人の子どもの母。日本とフランスの両国で育児を体験したことから、日仏の子育て環境をとりまく制度や意識の違いについて、フランスで の子育て世代へのインタビューや識者の意見も交えながら、自分の意見を展開しています。研究者が書いた読みにくい論文ではなく、非常にわかりやすいです。 そのうえ多くの引用や参考文献の紹介もあるので、誰でも楽しく読めると思います。日仏間の子育て事情の格差がよくわかります。
10246827   369.4/Ma 34
坂口孝則
2008
幻冬舎新書
牛丼一杯の儲け は9円
上記の「食」の 本との比較で読むとよりおもし ろい。どんな業界でも儲けを出すにはおそろしいほどのコスト削減や涙ぐましい努力のうえになりたっていることが簡単でわかりやすい数字とともに解説されて いる。
10246282   673.2/Sa 28
NHKスペシャ ル取材班
2007
文藝春秋
インドの衝撃
IT技術者を大 量に輩出する国となったインド を支える教育・社会の仕組みを書いた本です。「インドの衝撃」と聞いて、「どこかで聞いたことのある表現だ」と思う人もいるでしょう。これは昨年NHKテ レビで放送された同盟の番組の取材班が番組では紹介しきれなかった内容を本にまとめたものです。とくに本の前半部分にある「インド的教育の方法」には感心 します。21世紀に生き残る国の教育政策とはこれに違いないと私は思うばかりです。インドでは、数学好きの子どもを育てるために学校・家庭の両方で「詰め 込み型」ではなく、「おもしろいな、数字って!」といった感覚を養う工夫が国家全体で行われてきています。その具体例はぜひとも本書をのぞいてみてくださ い。
10246843   302.2/N 77
三遊亭圓楽
1996
三省堂
落語ハンドブッ ク    
今の若者で,落 語が好きなどという人がどのく らいいるだろうか。
この本は,落語の歴史や演し物の解説は勿論のこと,江戸時代の庶民の暮らしや社会のしくみが丁寧に描かれていて,落語に関心のない人にもお勧めの一冊。
00949167   779.1/Y 31
朝倉治彦
1980
岩崎美術社
江戸職人づくし
鍬形恵斉が描い た江戸の職人図を通して,江戸 時代の風俗を楽しく伺うことが出来る。町人のためのファストフードであった天ぷらの屋台に
手ぬぐいで顔を隠した武士が食事をしている様など,面白い発見がある。
00534013   721.7/Ku 96
淀川長治
2000
日本図書センター
淀川長治 : 映画のある限り百年二百年でも
おそらく,今の 県短生で淀川長治を知っている 学生は一人もいないであろう。
映画と共に生きた彼の人生のエッセイは,ズーンと心に響く。
10041214   914.6/J 52/10